演説内容 AI分析で見えたキーワードは「成長」「国民」など 

そして午後、一堂に会して演説にのぞんだ5人の候補者たち。それぞれ、何を訴えたのでしょうか。

まずは小林元経済安全保障担当大臣。番組では各候補者の演説内容をAIで分析。キーワードを抽出しました。

小林氏は、「経済」や「安全保障」を訴えたことがわかります。

小林元経済安保担当大臣
「私の強みは0から1を生み出すこと。例えば経済安全保障。子育て世代を含めた現役世代が、自由に使えるお金を増やします。その1つが所得減税。経済⇒防衛⇒外交⇒経済というこの循環を、ぐんぐんぐんぐん回していくことが、世界をリードする日本への道筋だと考えています」

続いて、茂木氏が強調したキーワードは「成長」。

茂木前幹事長
「私が提唱する成長戦略を実現すれば、確実に年収は上がっていきます。1年で3.5%。つまり3年で1割給料が上がる。50万円平均年収が上がり、500万円を超える。こういう状況を1日も早く作ってまいりたい」

岸田政権、石破政権と2年にわたって官房長官を務めた林氏は、政府をあげて取り組む「賃金」の上昇について…

林官房長官
「実質賃金を1%ずつ上昇させていく。これを定着させる。団塊ジュニアがすでに後期高齢者になりつつあります。2040年代、それまでに強い経済と強い社会保障。これをしっかりとやっておかなければ間に合わなくなります。工程表を作って取り組みます」

他の候補と少し異なる特徴が出たのが、奈良出身の高市氏です。

高市前経済安保担当大臣
「高円の~秋野の上の~朝霧に~」

奈良の鹿について、万葉集の一節を詠みあげる一幕も。演説では、奈良公園の「鹿」に危害を加える訪日外国人の存在などをあげ、「外国人問題」に取り組む姿勢を強調しました。

高市前経済安保担当大臣
「私達と文化や何もかもが、あんまりにも違う人たちをまとめて入れていくということ。この政策は一旦考え直さなあきません」

そして、最後は小泉農水大臣。「国民」や「立て直す」という言葉を中心に、党の結束や、国民からの信頼回復を訴えました。

小泉農水大臣
「まず私が総裁として優先することは、物価高で生活が苦しいという国民の皆さまの切実な声に向き合い、国民の暮らしに安心と安定を取り戻すことです。国民の求める安全と安心を実現する政党として、自民党を立て直していこうではありませんか」

各候補者のキーワードを見て、街の人は…

40代男性
「日本とか国民とか、国民に寄り添ってる感じのワードが出てるなってのは一つ思いました」

40代男性
「日本の経済を豊かにするっていうところを、もっと入れてもらった方が個人的にはうれしいかな」

20代女性
「稼いでも(税金で)持っていかれちゃうから子供を産むのも躊躇したりとか。こちらに寄り添った政策は、何をしてくれるのかなって、これだけを見ると思っちゃう」

40代男性
「(自民党は変わると思いますか?)基本的には変わらないと思うんですけど、瞬間的ないま変えなきゃみたいなのは皆さん思ってらっしゃると思うので、ただそれが長続きするものかっていうのは不明だなと思います。なので長い目で見たら変わるとは思えない」