SNS“乗っ取り”詐欺 高校生を書類送検

2025年7月、他人のインスタグラムのアカウントに不正アクセスし、本人を装ってフォロワーから電子マネーをだまし取ったとして兵庫県の男子高校生が「不正アクセス禁止法」違反、詐欺の疑いで書類送検されました。
大分県の10代の男性のインスタグラムに不正アクセスし、男性の友人5人から電子マネー2万2715円相当をだまし取った疑いがもたれています。

男子高校生は、インスタグラムのストーリー機能を使って「誰でもいいので誰か電子マネー貸してください 絶対2倍にして返します」と投稿し、電子マネーを送金させていたということです。
男子高校生のスマートフォンには他人名義のインスタグラムのアカウントのIDとパスワードが40件ほど保存されていました。アカウントの名前や誕生日からパスワードを推測し、不正ログインをしていたとみられています。
警視庁は男子高校生が今年1月から同様の手口を50回ほど繰り返し、約25万円の電子マネーを受け取ったとみています。

恵俊彰:
有名人だけじゃなくて、一般の方もこうやって狙われているということですね。

知人のメッセージから被害拡大

三上氏によると、乗っ取ったアカウントを使い知人に金銭の要求や詐欺サイトへの誘導を行ったり、さらに知人のアカウントを乗っ取るなどして広範囲に被害が広がるケースも発生しています。

コメンテーター 高橋みなみ:
私自身まだ乗っ取りの被害にはあったことはないんですけど、自分の知人や友人に被害が拡大してしまう可能性があるので、もうとにかくセキュリティ強化、2段階認証とかそういうのをどんどんしていくしかないのかなって思います。

コメンテーター ふかわりょう:
「不正アクセスがありました」みたいな通知がメールで来るケースがあるんですけど、その
通知を装った迷惑メールもいっぱい来ていて、どれを信じていいのかわからない。
パスワードも複雑なものにして覚えさせてしばらくはスムーズにいくんですけど、急に「もう一度入力してください」となる時もあるので、おのずと覚えやすいものに落ち着いてしまう。