9月16日に発生した大規模な通信障害。NTT西日本が「人為的ミスがあった」と陳謝しました。

 (NTT西日本 奥田慎治執行役員)「1時間弱、当社の電話サービスをお使いの全国のお客様に多大なご不便、ご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」

 16日午後3時45分ごろ、NTT西日本が管轄する大阪・京都の全域と市外局番が「06」「072」から始まる尼崎市や伊丹市など兵庫の一部地域で約50分間、固定電話などで通話ができない状態になりました。最大227万契約分に影響が出て、伊丹市では119番通報がつながらず、救急搬送が遅れた男性が死亡しています。

 当初、通信障害の原因は「通信設備の故障」としていたNTT西日本ですが、18日の会見で「人為的なミス」だったことを明らかにしました。

 「(原因は)設定誤りをうんだヒューマンエラーにあります。チェック体制などのルールはありましたがそこが働かなかった」

 セキュリティーサーバーを更新する工事で設定にミスがあり、誤ったまま作業を進めたことでサーバーに大きい負荷がかかり通信障害が発生。予備サーバーへの切り替えもできなかったと説明しました。

 NTT西日本は再発防止に努めるとしています。