8月、大阪の繁華街で起きた火災をうけ、広島県呉市の呉市消防局が同様のビルに対し立ち入り検査を行っています。

8月18日に起きた大阪・道頓堀の火災では、ビル2棟が焼け消防隊員2人が亡くなりました。
この火災を受け、呉市消防局は5日から臨時で立ち入り検査を実施。隊員が安全に消火活動できるよう、進入経路や建物の構造などを確認するのが目的です。対象は、火災となったビル同様、地下や3階以上の階に不特定多数が利用し避難経路が一つしかない施設57ヵ所。17日は、3人の署員が宿泊施設を訪れ、▼隣接するビルとの距離や、▼避難用はしごを使って進入することが可能かなど確認をしていきました。
呉市消防局 西明昌晃警防課長
「建物の配置、立地状況、はしご車が安全に付けるかどうか事前に確認して実際の災害では迅速に対応できるように」
呉市消防局は、9月末までに対象施設すべてに立ち入り検査をすることにしています。