厚生労働省は9月16日、海外渡航歴のある20代女性について、国内で初めて「エムポックス(クレードⅠb)」の感染が確認されたと発表しました。これまで日本で報告されていたのは重症化リスクの低い系統でしたが、今回確認された「クレードⅠb」はより重症化しやすく感染力も強いとされ、国際的にも警戒が強まっています。

※以下はWHOが「エムポックス(サル痘)」について出した緊急事態宣言を受け、2024年に配信した解説記事の一部を再掲載しています。記事配信後、緊急事態宣言は終了しましたが、懸念されていた重症化しやすいタイプの「クレードIb」の感染者がついに日本国内でも確認されました。感染症の特徴や今後の懸念について改めて紹介します。