男性の同性愛者の間で広まった

ー感染経路は?
安田教授:
「22年の拡大時は、主に男性の同姓愛者を中心に広がり、濃厚接触をすることによって感染するというものでした。日本でも2023年以降、248例(2024年8月16日現在)の症例が確認されていますが、そのような方を中心に広がりました」

「しかし、今拡大が懸念されている『Ib』系統のウイルスは、例えば接触・飛沫などでも感染すると見られています。実際『家族内感染』や『医療従事者への感染』、あるいは宿泊施設や医療機関などで『患者のリネンシーツを介したとみられる感染』も報告されており、これまでのものより感染力は強いと認識されています。そういう意味では非常に警戒が必要な病気です」