福岡管区気象台は17日、「大潮による高い潮位に関する情報」を発表しました。9月22日の新月の前後は大潮の時期にあたり、九州北部地方(山口県を含む)の沿岸では潮位が高くなる見込みです。
特に長崎県や熊本県の一部沿岸では、9月20日から25日にかけて満潮の時間帯を中心に、海岸や河口付近の低い土地で浸水や冠水の恐れがあるとして注意を呼びかけています。
夏から秋にかけては海水温の高さなどの影響で、もともと潮位が年間でも高い時期です。さらに大潮が重なるため、通常より潮位が上がりやすくなります。
また、この期間中に台風や低気圧が接近・通過した場合や、海面が短時間で上下を繰り返す「副振動」が発生した場合は、さらに潮位が上昇する可能性があります。気象台は今後の高潮警報・注意報や潮位情報に十分注意するよう呼びかけています。