鹿児島県は16日、およそ50億円を追加計上した9月補正予算案を発表しました。先月の霧島・姶良集中豪雨や台風12号による災害復旧に必要な経費が盛り込まれました。

一般会計に追加された補正予算案およそ50億円の内訳は、災害復旧に必要な調査や測量費として18億4000万円。土砂崩れや落石を取り除くための費用として9億7000万円。被災した農家に対し農業施設や壊れた機械の修理などの支援として7000万円などが計上されました。

また、根拠のないうわさによる鹿児島~香港線の欠航や、新燃岳噴火などによる観光への影響を踏まえ、8億2000万円が盛り込まれました。今年12月から3か月間、県内のホテルなどでの宿泊費20%・上限5000円を割引く財源として活用する方針です。

この補正予算案は、あさって18日に開かれる県議会の本会議に提案されます。