新潟大学医歯学総合病院(新大病院)が2025年度、およそ10億円の赤字に陥ることが分かりました。JA新潟厚生連も赤字が続く見通しで、新潟県の花角英世知事は支援の継続を示唆しました。
新大病院によりますと、2025年度の医療事業でおよそ10億円の赤字になることがわかったということです。人件費や医薬品などの高騰が主な要因で、赤字は2005年度以来20年ぶりです。
経営改善のため9月15日からは、予約患者に限りこれまで休診だった祝日の月曜日も診療を実施するということです。

新潟県内で11病院を運営するJA新潟厚生連も、2025年度の赤字が見込まれていて、すでに新潟県や立地自治体から19億円の支援を受けています。

【新潟県 花角英世知事】
「ほっとけないですよね、というのは昨年から申し上げていることで、事業の継続は最大限考えていかなきゃいけない」
10日午前に行われた定例会見で花角英世新潟県知事は、具体的な時期は未定としながらも、今後のJA新潟厚生連への支援継続を示唆しました。