浪人してから365日朝から晩までほぼ毎日予備校に通い、真面目に勉強していました。朝は予備校が開く前から行き、帰りは予備校が閉まるまで勉強し、帰りはいつも夜10時過ぎでした。現在娘が生きていたら国公立の大学の歯学部、万が一落ちていた場合でも2つの私立大学の歯学部の特待の合格通知が届いているので、どこかの大学の歯学部で楽しくも忙しい大学生活を送っていたと思います。夢を叶えていたのです。

娘は高校まではずっとダンスをやっていたので、大学生になったらヨットやゴルフなどの今までとは違うスポーツにも挑戦してみたいと言っていました。部活かサークル、バイト、恋愛、色々したかったことは沢山あったのに本当に娘がかわいそうでなりません。娘は手先が器用だったので歯科医師に適任だったと思います。ママのインプラント、じぃじの入れ歯作ってあげるなんていいながら楽しそうに話をしていた姿が忘れられません。

(歯医者の名前)Sデンタルクリニックでママは受付ねなんて言っていました。私も歯科助手をしていた経験があるので、娘はそう言っていたのだと思います。息子が歯科技工士になってくれたらみんなで働けるねとも話をしたり、夢と希望で満ちあふれていました。将来結婚し、孫も出来ていたでしょう。