(キャスター)石破総理の辞任表明をめぐって、県民や県関係の国会議員からは「やむを得ない」という声もあれば、「国民不在」との厳しい声もありましたね。
(記者)そうですね。辞任表明までは、総裁選の是非が焦点となっていた中、自民党鹿児島県連は今月6日、前倒しを求めない方針を全会一致で決めたばかりでした。

県連に所属する4人の国会議員も、足並みをそろえて総裁選の前倒しは求めない考えでした。
しかし、「以前、所属していた派閥では前倒しを求める動きもあり、難しい判断だった」とこぼす議員もいて、総理の進退に対する考えに温度差を感じました。
さらに、自民党県連は先月、石破総理の続投を求める決議文を党本部に提出していました。
県連の藤崎剛幹事長の反応です。

(自民党県連・藤崎剛幹事長)「(辞任表明は)全く予期していない事態だった。(党内が)ゴタゴタしている印象があるかと思う。総裁選挙を通じて自民党の意義と役割を含めて伝えることができれば」
(キャスター)すでに総裁選=ポスト石破をめぐる動きもあわただしくなっていますね。
(記者)自民党は総裁選について、国会議員に加えて全国の党員などの票を含めた、いわゆる「フルスペック」で行う方針を固めました。自民党県連もこのフルスペックでの投票を希望していました。

この場合、9月22日告示、10月4日投開票の日程で最終調整が進んでいます。
(キャスター)次の総裁選の日程も見えてきた中、JNNの最新の世論調査で、誰が次の総理にふさわしいか聞いていますね。

(記者)1位は同率で、小泉農水大臣と高市前経済安全保障担当大臣でした。