「府民の110番の第一声を聞き逃さないように」

 実は今、こうした迷惑通報など対応の必要がない電話が約2割を占めていて、現場に大きな負担がかかっているのです。しかしそれでも、電話が鳴る限り、指令室員たちは110番を受け続けます。

 (指令室員)
 「『もう今から死にます』ということで、『今からとび降ります』で切れてしまいまして」
 「今酔っ払って包丁持ち出してるの?外に出ていった?誰も家族の人けがしてない?」

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 角田さんは、府民の命を救うためには1件たりとも通報を聞き流すことはできないと話します。

 (角田綾香巡査長)「府民の110番の第一声を聞き逃さないようにしているのと、府民にしっかりと寄り添って、冷静に必要事項を聞き出すことを重要視しています」

 「どんな声にも耳を傾ける」。その覚悟が府民の安全を守り続けています。