企画した鐵研の学生は…

島根大学鐵道研究会の学生
「三江線愛溢れる沿線住民一杯いらっしゃるので、そこからヒントを得て、じゃ思いが強かったらお化けとして存在するんじゃないか。この劇を通じて三江線のことをこれからも覚えていて欲しいという思いがしっかり(乗客に)伝わりました。」

大学生たちは三江線の廃止当時まだ小中学生でしたが、こうした活動を通じて、今、利用客増加が課題の木次線や芸備線について考えることが出来ているといいます。

島根大学鐵道研究会 吉弘幹太 会長
「私も現役の三江線時代を知らないんですけれども、こういった活動に関わることで。木次線の方とかでもね、活動しておりますので、そういった現役のね、路線の活動支援といいますか、これからの方針というのも考えて行けたら。」

イベントを企画したNPO法人の代表も。

NPO法人 江の川鐵道日高弘之 代表理事
「全通して50年という節目で、こうやって地域の人たちと一緒になって盛り立てて、もう一回、三江線の姿を思い出しつつ、地域の再生にどう生かせるかっていうことを考えてみたいなと。」

廃線から何年も経ち、鉄橋が撤去されたり線路跡を道路に転用したりと鉄道の面影が消えつつある所も徐々に増えています。

過疎化や担い手不足などの課題が深刻化する中、記憶を留めて今と未来のために生かして行くことが、地域の再生にヒントを与えてくれるのかも知れません。

「三江線のことは覚えておいてくれますか。お願いだ、覚えていて欲しい。」