「1番になるには」 全国制覇に匹敵する胴上げで答えた選手たち

山口国体で金沢高校は勝ち進み、準々決勝の相手は8月に甲子園で敗れた千葉県の習志野だった。粘りの野球を見せた金沢だったが、夏と同じ1点差で習志野に敗れた。

1番になるには…

監督生活の中でずっとしていた問いかけに答えてくれたのは、最後を戦った選手たちだった。

金沢高校・石田翔太主将(当時)「胴上げさせてください」

試合後、石田翔太主将が「胴上げさせてください」

静かに帽子をとって一礼をする浅井監督。その後宙を3回舞った。

選手の口から出る「先生ありがとう!」

「2年生頑張れよ、応援してるから。ええか」浅井監督はそう選手に声をかけてグラウンドをあとにした。

金沢高校・石田翔太主将(当時)「自分たちの今ある姿が日本一にふさわしいんじゃないかな。本当に浅井監督が日本一だと自分たちは思っているので、最後はそういった意味で胴上げをさせていただきました」

金沢高校・石田翔太主将(当時)

金沢高校・浅井純哉監督(当時)「きっと全国制覇したときはこういう気持ちで胴上げされるんだろうなと思って、きょうは胴上げしてもらいました。全国制覇に匹敵する胴上げでした」

金沢高校・浅井純哉監督(当時)