医師が教える「酷暑での熱中症対策」

井上キャスター:
ひなた在宅クリニック山王・田代和馬医師に「酷暑の停電」への対策を聞きました。

▼深部体温を下げる
太い血管がある首元、脇の下、膝の裏など、氷や保冷剤で冷やしてください。
※水風呂やシャワーも効果的

▼体の熱を外に出す
霧吹きなどで、体全体に水滴をつける。そして、うちわなどで風をあてます。そうすると、水が気化する際に熱が放出されます。
気化熱を使うため最も効くとのことで、お医者さんもまずはこの処置をすると話していました。

そして、「熱中症対策の食べ物」として、スイカ、トマト、キュウリ、梅干し。常温保存ができるもの、水分を多く含んでいるもの、あとはミネラルや塩分などが、バランスよく摂れるものを常備しておくことも有効だと話していました。

スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京さん:
災害の時だけでなく、当たり前でしょうけれども、暑いときには白い服を着るとかも大事ですよね。当たり前のことに気をつける。特に高齢者の皆さんに、きちんとお伝えすることが大事かなと思います。

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〈プロフィール〉
田中ウルヴェ京さん
スポーツ心理学者(博士)
五輪メダリスト 慶応義塾大学特任准教授
こころの学びコミュニティ「iMia(イミア)」主宰