「2年後ぐらいに3500円程度に落ち着く」?
吉村キャスター:
みなさん様々な努力もされているので、適正価格をどう調整していくかも大事ですよね。

政府はコメ対策として、▼“コメ増産”で安定供給を図る、▼農地を大規模化し生産効率をアップする、など様々なことを行っていますが、流通経済研究所の折笠俊輔主席研究員は、効果が出るのは2026年~27年とみています。
一方で、自治体も様々な工夫をしています。
【おこめ券の配布】(全世帯対象)
埼玉県秩父市:~3080円分(約2万6000世帯)
兵庫県尼崎市:~2200円分(約25万世帯)
根本的な解決にはなりませんが、自治体も頑張っている状況です。

コメの価格は今後どうなるのか、折笠主席研究員は「2年後ぐらいに3500円程度に落ち着くのでは」と話しています。
井上キャスター:
コメは主食だからこそ、ある程度価格をコントロールした方がいい。しかし、今まで政府はコントロールしようとしましたが、結局データが取れず、“令和のコメ騒動”になってしまった。ならば、市場原理に任せるのか。ここのさじ加減は、本当に難しいところなんだと思います。
田中ウルヴェ京さん:
やはり知りたいのは、サプライチェーンのあり方や、どこまで機械式にするのか。それでどの程度、品質が落ちるのか、人の手間はどれだけ大切なのか。そういうことを知ってから、適正価格を知りたいですね。
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<プロフィール>
田中ウルヴェ京さん
スポーツ心理学者(博士)
五輪メダリスト
慶應義塾大学特任教授
心の学びコミュニティ「iMiA(イミア)」主宰