中国で開かれた上海協力機構の首脳会議には、20を超える国の首脳が出席。アメリカ・トランプ政権への対抗軸を打ち出しました。

会議にはプーチン大統領やモディ首相らが出席。中国の習近平国家主席と話し込む場面もありました。

中国 習近平 国家主席
「(上海協力機構の)国際的な影響力は日増しに高まっている。(上海協力機構は)冷戦思考や陣営の対立・いじめに反対する」

中国としては今回の会議を通じ、アメリカに対抗する姿勢を鮮明にし、国際社会での存在感を強めたい狙いがあります。

こうしたなか、3日、北京で抗日戦争勝利80年を記念した軍事パレードが行われます。注目は、6年ぶりに訪中する北朝鮮の金正恩総書記の動向です。

北京では先月31日、北朝鮮の輸送機の写真などが数多くネット上に投稿されました。金総書記らが使用する機材などを運んだものとみられます。

金総書記は列車で入るとみられ、通過点となる中国の街・丹東では厳戒態勢が敷かれています。

記者
「けさになって、目隠しのようなバリケードが設置されました」

韓国メディアは、金総書記が1日にも北京に向けて出発するのではないかと報じています。