安曇野市内でコメを栽培している宮澤ファーム。例年より3日ほど早い、今月19日から稲刈りを始め、10月半ばにかけて主食米と酒米あわせて10品種を収穫します。

宮澤ファーム 宮澤和芳さん:「暑い日が続いて色々と、草刈りや水管理っていう部分で例年よりもちょっと苦労した部分あるんですけど、こうやって収穫を迎えられたので一安心ですね」

過去最高となった、新米の「概算金」。ただ、宮澤さんは決して高すぎる金額ではないと受け止めます。


コンバインなどの農業機械は毎年7%から10%ほど値上げされているほか、肥料は3年ほどで倍に、農薬も去年より10%ほど価格が上がっているといいます。


宮澤ファーム 宮澤和芳さん:「これぐらいの金額になっていただければ、例えば高温になったから(新たに)対策をしようかとか、やっぱりより品質の良いものを作ろうっていう農家の思いにもなりますので、非常にありがたい金額だとは思っています。だけど、やっぱり消費者の方々があまりにも今度コメが高すぎて、やっぱりコメを食べるのはちょっと難しいなっていうふうになっちゃうと、それはバランス的に良くないと思うので、今後はそのバランスを見てどの辺に落ち着いたらいいのかっていうのを全体で見ていかなきゃいけないところかなとは思います」