耐震性の不足で移転が検討されている青森県の「県立郷土館」についてです。
八戸市と弘前市が誘致を表明するなか、青森市議会が西市長に青森市を整備候補地とするよう、県に働きかけていくことを求めました。

青森市議会は、奈良岡隆 議長をはじめ各会派の代表あわせて8人が西秀記 市長を訪ね、新しい県立郷土館の整備に関する要望書を手渡しました。

県立郷土館は、耐震性の不足によって2020年から休館していて、新たな施設を移転して整備することが検討されています。

これまでに八戸市と弘前市が誘致を表明し、青森市も県に整備を求める回答をしています。要望書では、青森市は各地からのアクセスがいいうえ、三内丸山遺跡をはじめ様々な文化施設が多数あり、候補地として最もふさわしいとして、市と市議会が一丸となり県へ働きかけていくことを求めています。

青森市 西秀記 市長
「市議会の皆さまから要望書を受け取り、その内容が私の思いと全く同じであると確認できましたので、最も人が集まりやすい場所というのを最大限生かして主張していきたい」

新しい県立郷土館について、県は3市に行った整備に関する意向調査を9月に行う整備検討会議で報告し、議論を深める方針です。