現役最後の大会は「お世話になった方々への恩返し」
27日まで行われる全日本選手権で入江選手はボクシングを引退し、春からは東京農工大学の大学院に進学します。
現在の入江選手の学部は体育学部。
専門外からの受験で不安もありましたが、大学院試験に向け毎日平均2~3時間、試験直前は5~6時間勉強し、見事一発合格をつかみ取りました。

大学院では、大好きなカエルの保全策について勉強するといいます。
入江聖奈 選手
「ルーティン化してしまえば、コツコツすることは得意なので、それで続けて…ボクシングもカエルも今は続けられているんだと思います。
したくない時もあるんですけど、しないと気が済まない。歯磨きと一緒にしちゃえば、コツコツすることはできるので」
そして迎える集大成。
およそ14年間のボクシング人生を締めくくる最後の大会は、自分のためではなく、お世話になった人たちに「結果で恩返ししたい」と話します。

入江聖奈 選手
「自分のためのボクシングはアジア選手権で燃え尽きたので、全日本選手権は両親や監督コーチとか、お世話になった方々への恩返しという意味でプレーしたいと思います」
「泥臭くてもいいから、とにかく勝ちを届けたい」。
入江選手の現役最後の大会が始まります。