小泉進次郎農林水産大臣が25日、集中豪雨で被害が出た鹿児島県霧島市の現場を視察しました。県全体の農業被害額がおよそ70億円に上る中、コメ農家とも意見交換し、復旧に向けて支援を急ぐ考えを示しました。

(小泉大臣)「全力で激甚災害指定への対応も含めて、国、県、市みんなで心をあわせて一つになって進めていきたい」
小泉大臣は25日、土砂が流れ込み、一時、田んぼに水を供給できなくなっていた用水路や、施設が水に浸かったことでセリを中止するなどの影響が出ている姶良中央家畜市場などを視察し説明を受けました。
小泉大臣は復旧に向けて迅速に取り組みを進める考えを強調しました。
(小泉進次郎農水大臣)「財政面などでちゅうちょなく支援できるよう、営農意欲をそがないような復旧を実現するため、政府として全力を尽くす。引き続き状況を注視する必要性を痛感した」

また、25日はコメの収穫を控えた生産者とも意見交換し、用水路など農業用施設の防災を強化するよう要望を受けました。

県によりますと、農業関係の被害額はおよそ70億円に上っていますが、今後、調査が進むにつれて被害額は増える見通しです。