「非常に多い」建設業界で“口頭契約”が横行するワケ

 建設業界における口頭契約は「非常に多い」と弁護士・一級建築士の辻岡信也氏は指摘。さらに今回のようなトラブルは「日常茶飯事」だと言います。

 (弁護士・一級建築士 辻岡信也氏)「最初の契約はしっかり結ぶが、材料が想定のものと違う、穴を掘ってみたら想定外のものが出てきたなど、工事が想定通りに進むことは少なく、その場その場で応変に対応しなければならないときに、その対応についての工事の契約が口頭で行われることが非常に多い」

 レゴ社は府内の事業所をたたむなど資金繰りが苦しく、「GLジャパンから下請けに直接支払いされた分などを除いた、未払い約3.3億円」の支払いを求めています。

 このような未払い問題は、他のパビリオンでも発生しています。アンゴラ館では、日本の下請け業者間で支払いが滞り、裁判に発展。また、ネパール館については、ネパール側の支払いが遅れて工事会社が工事をストップしたため、開館が遅れてしまいました。