雪を利用した天然の冷蔵庫「雪室(ゆきむろ)」。長野県は専門学校の生徒たちと連携し、この「雪室」を活用した商品のPRに乗り出しました。
山ノ内町の雪室を見学するのは、長野市の長野美術専門学校でデザインを学ぶ生徒6人。

県は「雪室」を活用した商品を広めるため、生徒たちにPRイベントのチラシのデザインとキャッチコピーの作成を依頼しました。

「雪室」は、倉庫に運んだ大量の雪で空気を冷やし、循環させて室内を冷やす仕組みで、夏でも室温0度、湿度100%をほぼ保つことができます。
ソバの実、リンゴ、肉などの鮮度を維持するだけでなく、甘みやうまみを増す効果があるということです。
学生:「(最近の夏の暑さでも)雪はぜんぜん消えなくて、雪の強さを体感した」
学生:「自然のものを利用して。(地域を)活性化とか良くしようという思考がすごくいいなと思いました。想像以上に寒かったです」
県北信地域振興局 田中義人企画振興課長:「熟成肉みたいなものは非常に有望だと思っています。雪室の特性を生かした商品開発につながればと。若い人のアイデアを生かした効果的なプロモーションができればと考えています」

PRイベントは11月に東京・銀座のアンテナショップで行われます。