21日午前9時、鹿児島県薩摩川内市の西およそ90kmの海上で、台風12号が発生しました。
【台風12号】21日午前9時現在
▽中心位置:鹿児島県薩摩川内市の西およそ90kmの海上
▽移動:北東 ゆっくり
▽中心気圧:1004hPa
▽最大風速:18m/s(中心付近)
▽最大瞬間風速:25m/s
九州では台風の影響で非常に激しい雨が降る恐れがあります。鹿児島県(奄美地方を除く)では、21日夕方から22日夕方にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。線状降水帯が形成された場合には、非常に激しい雨が同じ場所で数時間継続し、想定以上の大雨になる恐れがあります。低地の浸水や河川の増水、土砂災害に厳重な警戒が必要です。
線状降水帯が発生しない場合でも、大雨になる可能性はあります。最新の気象情報を確認し、自治体の避難情報などに従い適切な行動をとってください。
台風12号の進路は、次第に九州に近づく予想になっています。発達のピークは21日とみられます。
広島にも湿った空気が流れ込んでいて、雲が広がりやすくなっています。所々で雨や雷雨となり、21日午後は激しく降るおそれもあります。夜にかけて、急な強い雨や落雷に注意してください。
気象庁によりますと台風発生数の平年値で、8月は「5.7個」となっています。1年の中で最も台風の発生が多いのが8月です。
今月はこれまでに台風10号(3日)、台風11号(8日)が発生。台風12号(21日)で、今月3つ目の台風発生となります。
東シナ海や日本の南の海面水温は高く、熱帯低気圧や台風が発生・発達しやすい環境になっています。秋に向けた本格的な台風シーズンに備える必要があります。