鹿児島県日置市の伊集院高校演劇部が、香川県であった全国高校総合文化祭=総文祭に出場し、戦後の奄美群島の日本復帰を描いた創作劇を披露しました。奄美の人々が歩んだ“苦難の歴史”を全力で演じた1時間。その舞台裏を取材しました。

『あくまで非暴力、非服従で』
『それなら、断食を』
伊集院高校が全国の舞台で演じた創作劇「朝は明けたり」。大平洋戦争のあと、アメリカ軍の統治下に置かれ、「祖国復帰」を求めた奄美群島の人々の物語です。
奄美群島は8年間、日本本土との行き来は制限され、食糧難や物資不足に苦しみました。

奄美のことをもっと知りたいと、演劇部の部員たちは県本土で暮らす奄美出身者に指導を受けました。
(指導した奄美市出身の須納瀬睦代さん)「当時の復帰を体験した皆さんの体験を、高校生の皆さんが心に落として体現している。ありがたい」














