国策紙芝居は、戦争の正当性を訴えながら、宣伝の道具として終戦の直前まで利用されました。

大学では展示期間中、県内で紙芝居の活動を行うメンバーの実演が行われ、この日は20人ほどが訪れました。
清泉大学短期大学部 塚原成幸教授:「我々だって大日本帝国の動物です。米英をやっつけるためにはまず団結だっていうことをよく知っていますよ。日本一の少年工になって飛行機を作ります。皆さんも敵・米英の子どもたちに負けないようにしっかり勉強してください」
当時も、聴衆を引き付ける熟練した読み手によって演じられました。
紙芝居を実演した女性:「戦争に国民を巻き込んでいくツールとして利用されていた。その時代を振り返ってうんと切なくなりました」
紙芝居を実演した男性:「やっていて自分自身が戦争を肯定するみたいな気持ちになってて、紙芝居で戦争へ向ける怖さをしみじみ感じました」