
戦争を支えるための生活の改善や、体力向上、スパイ防止などその内容は多岐にわたり、終戦までのおよそ4年間で1000作品以上が作られたといいます。
多くは終戦後、焼却処分されましたが、いまも残る作品やその複製品の中からおよそ40点が8月、清泉大学で展示されました。

清泉大学短期大学部 塚原成幸教授:「脚本家も画家も当時の超一流の方々が集められていて作られているというのが特徴ですね。これは何と読むのかというと『鼠の恩返し』というふうに読むんですよね。こちらは3つの言葉が書かれています」
この紙芝居は裏に子ども向けに簡単な言葉で書かれたカタカナ表記や、中国語表記のセリフがあります。

清泉大学短期大学部 塚原成幸教授:「現地の方でこういったものを使うということで宣撫班(せんぶはん)という、戦争についていろいろPRする部隊があったわけですが。奉天省っていうのは満州国の地域のことを指していますので、現地で作られたものであるということが裏側からも見ることができます」