塚原さんが上演しているのは誰もが知っている「桃太郎」ですが…。

清泉大学短期大学部 塚原成幸教授:「どうだ降参するか?うーん苦しい許してください。日本の国は子どもでもあなたのように強いのですね。降参します。降参します」


「後半からにおわせる。国策紙芝居ならではの展開にはなっていきます」

第二次世界大戦中に作られた「国策紙芝居」。その目的は国民の戦意高揚です。最盛期には年間70万部が発行されたといわれ、各地域や学校などで上演されました。


清泉大学短期大学部 塚原成幸教授:「国策紙芝居といえば戦地の状況ということで戦記物っていうイメージを持たれる方が多いと思うんですが。こちら見ていただきますと、貯金について書かれている作品なんですけれども。最終的には『国債を購入してください』『戦費を整えていきましょう』みたいな形の作品になっていたりします」