輸出好調の佐賀牛影響を懸念
JAさが畜産部 安藤治正 部長
「海外がそこで止まってしまうと我々として痛手」
JAさがで牛肉の輸出を担当する安藤さんです。

牛肉はもともと26.4%の関税が課されていましたが、2025年4月に10%上乗せされました。
新たな税率は26.4%に15%を上乗せした、41.4%となるところでした。
JAさが畜産部 安藤治正 部長
「どうなるんだろうという不安が一番強かったのかな」

大理石のように美しい霜降りが”艶さし”と称される「佐賀牛」
佐賀県は海外での和牛人気の高まりを狙い、3年前に約58億円をかけて食肉の処理施設を整備。

首都・ワシントンに出向き現地の関係者に調理法の指導をするなど普及を進め、 徐々に佐賀牛の認知度は向上。
2024年度の取引量は8トンでしたが、2025年度は7月までの4か月で6トンとなっています。
そうした中で起きた一連のトランプ関税騒動。輸出が滞り、商品の行き場がなくなるとダメージは小さくありません。

JAさが畜産部 安藤治正 部長
「世界経済の波にさらされているという実感はある。佐賀牛をアメリカの食卓に届けたい。是非輸入をもってやってくださいよと言いたい」