鹿児島県の霧島市と姶良市では、現在もあわせて15世帯34人が避難しています。家が被害を受けた人からは、避難の長期化に不安の声が聞かれました。

今回の大雨で、霧島市と姶良市では一時、およそ20万人に避難指示を出しました。災害から4日目となった11日も、霧島市で12世帯25人、姶良市で3世帯9人が避難所での生活を余儀なくされています。

霧島市のこちらの避難所には、最大で7世帯15人が避難しました。今月8日に避難指示や緊急安全確保が出された時から避難を続けている人もいます。

避難の長期化に備えて、霧島市は避難所に保健師2人を派遣。市内の5か所を回りました。声掛けや健康相談を通して、避難した人の心と身体のケアにあたっています。

(霧島市・保健師)「大きく健康状態を崩している人は、きょうのところはいなかった」「被災の状況を話をして、少し気持ちの整理などをしないと、吐き出す場がないといけないと感じた」

当面、保健師の派遣を続けることにしています。