2025年度の最低賃金について厚生労働省の審議会が4日、改定の目安を示しました。

九州では全ての県で初めて1000円を超え、引き上げ額は63円から64円で過去最大となっています。
働く人からは、期待の声があがる一方、事業者からは、困惑の声も聞かれました。
過去最大の引き上げ幅 初の時給1000円超へ
最低賃金の引き上げについて街の人は・・・

「学生にとっては大金になるし、やっぱりうれしい」

「物価も上昇しているし、働いている身としてはうれしい」

厚労省の中央最低賃金審議会は、8月4日、2025年度の最低賃金の改定額の目安について、福岡県は63円、佐賀県は64円の引き上げを示しました。
目安通りに引き上げられれば、福岡県は6.4%アップの1055円、佐賀県は6.7%アップの1020円と初めて1000円を超え、引き上げ幅は過去最大となります。
とはいえ、全員の懐が温まるという訳ではありません。

「全体が上がるならいいけど、最低賃金だけ上がっても私たちは上がらないよね」「求人票には毎年昇給ありますって書いてあるけど、全く上がっていない」