執行猶予付き判決の理由 反省・一切接触しない誓約・雇用主による雇用継続と監督の意思を考慮

その一方で、裁判所は「今野被告が事実を認めて反省の弁を述べ、被害者に対して今後一切接触しない旨を誓っていること」、「雇用主が雇用の継続及び監督の意思を示していること」などを有利な情状として考慮。

「今回は、猶予期間を法定の最長としたうえで刑の執行を猶予し、社会内で更生する機会を設けることとする」として、懲役6か月執行猶予5年の判決(求刑:懲役6か月)を言い渡した。

【判決詳報】アクセスランキング
①「10歳から継続的に・・・」19歳養子の長女は望まぬ2度の妊娠と出産も 長女と14歳実子の次女への性的虐待事件 50代の父親に懲役10年【判決詳報】
②乳児の実の娘にわいせつ行為→撮影して児童ポルノを製造した父親「守るべき立揚にありながら、性欲のはけ口として利用」懲役3年6か月【判決詳報】
③「自分は小児性愛者、女の子にしか興味がない」 再婚相手の娘(8)とその友だち(7)2人に性加害 45歳の男は7年前にも同様の事件 事実上”野放し”に
④「暗いトンネルに落ちた」引き金は”ささいな夫婦喧嘩” 我が子(7)の人工呼吸器を外した母親の8年間 裁判からみえた、亡くなった心菜ちゃんからのメッセージ
⑤「家出した12歳の少女を自宅に連れ帰り性交」裁判所が認定 49歳男に「被害者の心身への配慮を欠き悪質」厳しく指摘【判決詳報】
⑥女子中学生2人に性的暴行加えた26歳中学校教員 「性的欲望を満たすため」「動機や経緯に酌むべき点はない」懲役6年【判決詳報】
⑦「同僚女性の水筒に自らの体液を混入させ飲ませた」認定した裁判所 51歳男に「性的自由を侵害する度合い大きい」厳しく指摘【判決詳報】
⑧「太ももをすりすりと…」授業中に10歳女児にわいせつ行為をした47歳小学校教諭の男 裁判所「教師の立場に乗じ、反省はうかがえない」【判決詳報】
⑨「家出中の中学2年生であると知りながら性交した上、撮影・保存」裁判所が認定 53歳無職の男 「思慮の浅さに乗さ乗じた」強く非難も・・・【判決詳報】
⑩部下の女性警察官に胸を揉むなどのわいせつ行為をした37歳元警部補の男 「部下の女性警察官は勤務中に被害に遭ったため職務を放棄して逃げ出すこともできなかった・・・」【判決詳報】