裁判所が「未練」と「不満」が動機と認定

判決で福岡地裁小倉支部(大野志明裁判官)は今野被告の動機について「元交際相手である被害者への未練があったこと」「被害者が別の男性と酒を飲んでいるという話を聞き、被害者に対して不満をぶつけるため」と認定。
今野被告のストーカー行為を「禁止命令を無視し、被害者が受ける恐怖感を顧みず自己の感情を優先させる悪質な行為である」としたうえで「性犯罪の服役前科を有し、前刑の執行終了後約5年1か月で本件犯行に及んでいることに照らせば、規範意識も鈍麻しているといわざるを得ず、実刑が十分に視野に入る事案である」と厳しく指摘した。