「もうひとつの甲子園」がまもなく始まります。

現職の警察官26人が所属する富山県警野球チーム「県警BLOCKS」はことし6月、12の官公庁のチームが争う県予選で2度目の優勝を果たし、全国大会への切符を手にしました。
彼らが挑むのは「公務員の甲子園」とよばれる全国官公庁野球大会です。
「県警BLOCKS」の中心、キャプテンの中村勇人さんは高岡市の交番に勤めています。
事件・事故の対応や地域の見守り、パトロールなど普段は警察官として地域に貢献しています。
中村勇人さん
「住民の皆さんに対し思いやりであったり優しさっていうのをもって対応するっていうのを心がけています」
記者「今着てる制服と野球どっちが好きですか」
中村勇人さん「どっちも好きです」

中村さんは石川県の野球の名門・星稜高校出身で、2014年の夏の甲子園に出場した経験があります。
高校時代からポジションはショートで、どんな打球にも落ち着いて対応。その確実性から「鉄壁の守り」と呼ばれていました。

中村勇人さん
「去年(全国大会)はやっぱり1回戦で負けてしまって悔しかったのでことしはチームとして3勝目標でやっているので一戦一戦しっかり力を出し切れるようにやっていきたいと思っています」
初出場だった去年の全国大会は初戦で敗退した「県警BLOCKS」。ことしの目標はベスト8です。
初戦は18日、東京都八王子市で大阪府の守口市役所と対戦します。