石破総理は8日、来日している南米ペルーのボルアルテ大統領と会談し、鉱物の安定供給に向けた協力の推進などで連携を強化することで一致しました。

石破総理は8日、来日しているペルーのボルアルテ大統領とおよそ45分にわたり会談を行いました。

石破総理は記者会見で、昨年11月の首脳会談で採択をした「政治・外交」「経済」など5つの柱からなる今後10年間の協力の方向性を明記した行動計画に基づき、“2国間関係をさらに強化していくことで一致した”と話しました。

ボルアルテ大統領は行動計画の61の項目のうち、「8か月ですでに10項目が達成された」と話し、今後も全力で取り組むと意欲を示しました。

また、石破総理は経済分野では、▼日本企業による投資の促進や、▼亜鉛や銅などの資源の供給大国であるペルーとの鉱物の安定供給に向けた協力の推進など、「幅広い分野で連携を強化していく」と話しました。

そして、ペルーは二国間の架け橋であるおよそ20万人規模の日系社会を持つ重要な国だとして、二国間関係を一層強化していきたいとの考えを示しました。