全員は帰宅せず 小学校に残り一夜を過ごした住民も
しかし、夜になっても小学校の校舎にはあかりがついていました。

金沢市によりますと、自宅の安全が確保できないとして、避難した11人と学校関係者ら4人が学校で一夜を過ごしました。8日朝早くに水が引いたことで全員が帰宅し、午前6時半に避難所は閉鎖されました。
学校で一夜を過ごした人「(学校の上から)向こうをずっと見ていた。ガードレールの下まで水があった。実際こんなに水が留まるというのは想定外でした」
避難所に泊まり込み、住民らの体調に気を配っていた防災士の城崎亮さんは、「辺り一帯が冠水し陸の孤島だった」と振り返ります。
城崎亮さん「学校の配慮でクーラーが効く部屋があって、そちらを開放してもらった。避難民は全員そこで過ごした。消防としてはせっかく安全なところにいるのに危険な所に置くことはできないということで、何とか(避難者を)説得してくれと…」
かほく潟に近い大浦町。金沢市は今回の被害の原因について、大浦小学校の近くを流れる大宮川などに、排水能力を大きく超える量の雨水が短時間で流れ込んだたことや、川の下流にあるかほく潟の潮位が上がり、排水ができなくなったためとしています。