7日の線状降水帯による大雨で一帯が冠水し、金沢市の大浦小学校に避難していた住民が一時、孤立しました。

避難所にはそのまま小学校に泊まった住民や教職員もいて、15人が8日の朝になって全員帰宅しました。

「自宅の安全が確保できない」ほどの豪雨が、住民の生活に大きな影響を及ぼしました。

線状降水帯が発生し、7日は記録的な大雨が襲った石川県内ですが、金沢では午後1時過ぎまでのわずか半日で、平年の8月1か月間の雨量の2倍近くになる331.5ミリを観測しました。

金沢市大浦町では、避難所となった大浦小学校に避難した人や、隣のこども園の園児ら合わせて70人近くが、周辺一帯が冠水した影響で身動きが取れなくなりました。

その後、消防隊員がボートで子どもたちを救出していきます。

親子「途中まで歩いて…ここまで濡れている」「水が押し寄せてきたらどうしようと思っていた」「(帰れて)うれしい」