市原爆被害者の会のメンバーは…

現在、会のメンバーは45人。



そのほとんどは80代から90代で、語り部の活動を続けていくことが、年々難しくなっています。
会では活動をサポートする若い世代の募集を始めましたが、協力してくれる若者は集まっていません。

永野和代さん
「小学校では修学旅行に行く時に事前学習をする。でも、大きくなって自分が理解できた時には、原爆はどんなに恐ろしいのかっていうのを知って、知った上で、やめようって発信する人になってほしい。そのために私たちは一生懸命、このときああだったんよ、こうだったんよと」

小さい頃は戦争の話を聞いて、怖い、嫌だと感じるだけで十分。



でも、高校生や大人になったらもう一度その事実に向き合って、なぜ戦争がだめなのか、どれほど恐ろしいものなのかを自分の頭で考えてほしいと永野さんは訴えます。

永野和代さん
「私たちの後に続く人たちが、二度とあのような悲しい思いをして、死んでいってはいけないなと思っています」