学生が広島で目にしたもの

原爆が投下された当時の様子をより深く知るために、学生たちは広島市を訪れました。

学生
「風よ風だけで曲がるとよ鉄が、物も当たってそうじゃない?あれがボコッとなってる、ぶつかったんかな」

学生たちが目を奪われたのは原爆の爆風で曲がった鉄の扉。

被爆した人たちの救護所となった旧陸軍の被服支廠は去年、国の重要文化財に登録され80年経った今も当時のまま保存されています。

学生 義経しづかさん
「原爆ドームもレンガ造りの焼けた感じがするのでこんな感じかなという印象でしたね」

旧日本銀行広島支店は爆心から380mの距離で被爆し、35人の職員が亡くなりました。

館内には爆風で窓が割れ、破片が壁に食い込んだあとが今も生々しく残っています。

最後は義経さんが小学生のときには怖くて見られなかった広島平和記念資料館も見学しました。

「繰り返せない、こんなこと」

学生 義経しづかさん
「建物という建物が全部なくなっていて・・言葉が出ない。繰り返せないですよね、こんなことね」

学生 山本涼光さん
「つらいとか苦しいを通り越して何とも言えない気持ちになります。本当にこうやって伝えようとしてくれていること自体に感謝をして、また私から話せたらいいな」