今回の特集は「指定野菜」です。国民の食生活に欠かせない重要な野菜として国が定めるもので、現在、キャベツやニンジンなど14品目が指定されています。

この指定野菜に、来年度、「ブロッコリー」が追加されることになりました。指定野菜の追加は、1974年にジャガイモが指定されて以来、52年ぶりです。
注目が集まるブロッコリー。一方で、「茎」の部分は固く、あまり食べないという方もいるのではないでしょうか。そんな茎を有効活用しようという鹿児島市のギョーザメーカーを取材しました。

(記者)「栄養満点のブロッコリー。一方で、かたくてあまり人気のない茎。この部分、街のみなさんはどのようにしているのでしょうか」
(20代・理学療法士)「房のところだけ食べて、茎はポイって捨ててしまう。かたそうだし、どうやって食べれば良いのって感じ」
(50代・自営業)「極力使いたいけれど、皮を削いでなんとか頑張って使おうという感じ。積極的ではない」
(小学1年生)「このモフモフしたところが好き。(Q.茎の部分はどうして嫌?)かたいし、味がないから」

ブロッコリー全体の3分の1を占める、茎の部分。ビタミンや食物繊維など栄養が豊富ですが、大手食品メーカーの調査では、3人に1人がつぼみ部分だけを食べて、茎部分は使っていないことが分かっています。