家庭で出たゴミを回収してもらうために、無くてはならないゴミ袋。自治体によって色が決まっていたり、指定の袋が販売されていたりとルールはさまざまですが、大阪府八尾市では指定の「家庭用ゴミ袋」を市民に無料配布しています。市民にとってはありがたい施策。費用の元はもちろん税金で、年間1億円以上の予算が使われています。

 しかし、そんな「税金で配られたゴミ袋」をめぐり、「転売」が横行していて問題となっています。フリマサイトに大量に並んだ転売商品…いったい誰が出品し、誰が購入しているのか?また転売自体に問題はないのか?ゴミ袋をめぐる問題を取材しました。

市民「すごく助かっています」八尾市の家庭用ゴミ袋は半年に一度無料配布

 午前9時、八尾市の住宅街では、軒先に出されたゴミ袋が作業員によって手際よく回収されていきます。

 八尾市では、指定の「家庭用ゴミ袋」を市民に無料配布しています。半年に一度、町内会の班長などが一軒ずつまわり、世帯の人数に計3種類のゴミ袋を配ります。

 (八尾市民)「無料でいただいているので、すごく助かっています」
 (八尾市民)「よその市なんか聞いたら、有料というところが多いですからね。助かりますよ」

 指定のゴミ袋でなければ回収してもらえませんが、足りなくなれば無料で追加がもらえます。

 しかし、このゴミ袋が、フリマサイトで転売されているというのです。