息苦しくなる公園で

一方、公園自体がこのところ「規則だらけ」「何もできない」という存在になりつつあるという指摘もあります。たしかに公園の立て看板を見てみると「ボール遊び禁止」「自転車禁止」などにはじまり、「遊戯禁止」まで、なんだか禁止項目だらけです。

近隣の高齢男性からのクレームを反映した結果だというのが最近の傾向だそうです。

関西の公園に行くと「漫才の練習禁止」など、ウソのようなホントの話まであるそうで。

こうした規制は、公園周囲の住民からのクレームが来て、市の担当者が事なかれ主義に走ったのではないかという指摘もあります。要するに「面倒くさいのでみんな禁止にする」という態度のことですね。

みんなのための公園を楽しく使うために

公園というのはなんのための施設でしょう。安全性はもちろん大切ですが、それと同時に、子どもが成長するために必要な「遊びの質」も守っていかなければなりません。

公園の運営者もいろいろ考えているところです。

安心して遊べる新しい遊具の導入や、お互いがお互いを思いやる心、地域全体で子どもを見守る体制づくりが求められています。