猛暑でスマホも“熱中症”に?

家にいても、街に出ても、何をするにも欠かせないスマホですが、猛暑で参ってしまうこともあるようです。

街の人
「サッカーとかスポーツの試合でスマホを直射日光の真下にずっと放置していたらなりました。爆発するんじゃないかと。触れないくらい熱い」
「(Q.熱くなったときに動作が悪くなったりしたことは)LINE開かなくなったりとか」

全国でスマホ修理店をおよそ100店舗運営する会社。今年、バッテリー交換の依頼が前の年の同じ時期に比べて17%増える見込みだといいます。

スマホスピタル神田店 下山顕 店長
「最近、『スマホ熱中症』ってよく言われているんですけど」

スマホ熱中症とは、高温下での使用により内部に熱がこもり、動作が重くなったり、突然、電源が落ちたりすること。さらに、バッテリーに使われているリチウムイオン電池は熱に弱く、発生した熱を放出できなくなると膨張してしまうことがあります。

高温の車内にバッテリーを放置した実験映像。しばらくすると、膨らみはじめ、爆発してしまうリスクもあるのです。

スマホスピタル神田店 下山顕 店長
「(スマホは)適正な使用温度があって、外気温が大体0℃から35℃。人と同じで、過酷な環境下だとどうしても正常には動けないものにはなるので」

バッテリーが劣化し始めた2、3年前の機種の修理依頼が多いといいます。

スマホスピタル神田店 下山顕 店長
「とにかく、直射日光の当たる場所にスマートフォンを長時間放置しないことと、充電しながら使うのではなく、充電しない状態で使っていただく方がバッテリーも負担がかからなくて、症状としては出にくくはなると思うので」

連日危険な暑さが続くなか、台風9号が近づいています。2日(土)には関東に接近するおそれもあります。