朝から始まる花火ショーの準備
7月23日(水)午前9時。夏休みが始まり、万博会場は家族連れで賑わっていました。大阪の暑い夏に負けない熱気。皆さん気合十分です。
一方、舞台裏ではすでに花火ショーの準備が始まっていました。現場で指揮をとるのは、花火師・野崎規裕さん(40)です。
(花火師 野崎規裕さん)「(Q花火日和?)花火日和は…夜の天気次第ですけど。お客さん側が風下にならなければ、風下になると煙がそっちに逃げてきれいに見えなくなる」
打ち上げ場所は、大屋根リングの海側から見える堤防です。
(野崎規裕さん)「いいロケーションだと思う。1か所で上がるのではなく、300mのワイド(幅)から打ち上げますので。(会場の)どこから見てもワイド感がある花火になっているかなと思います」
今回、打ち上げを担当するのは、福岡県北九州市の花火会社「ワキノアートファクトリー」。九州最大級、1万8000発を打ち上げる関門海峡花火大会などに携わっています。今回は万博のために特別な花火を計画しています。
(野崎規裕さん)「大阪・関西万博ということなのでミャクミャクくんに合わせた、赤と青の色合いで構成しています」
約300m上空まで打ちあがる大玉です。
(野崎規裕さん)「そこ(万博)に来るお客さんに喜んでいただきたい。そのためにはどういうふうな見せ方をしようか、どういうふうな演出にしようか、そこは手を抜かずに毎回やる」