あす2日とあさって3日に新潟県長岡市で「長岡まつり大花火大会(長岡花火)」が開かれます。秋田県の「全国花火競技大会(大曲の花火)」、茨城県土浦市の「土浦全国花火競技大会」と並び、“日本三大花火大会”とも称される『長岡花火』。花火の歴史や思い、そして当日の注意点などをまとめました。
慰霊と復興、平和への祈りを込めた『長岡花火』
今から80年前の1945年(昭和20年)8月1日の夜。長岡の街はアメリカ軍の空襲を受け、雨のように降り注ぐ焼夷弾などによって市街地の8割が焼け野原となり、1489人の尊い命が失われました。

戦後、復興を目指した長岡の人々は、1946年(昭和21年)8月1日に「長岡復興祭」を開催し、翌年の1947年に、現在の『長岡花火』の原点となる花火大会が始まりました。
その後、2004年には最大震度7の中越地震が発生し、長岡も大きな被害を受けました。幾度となく街を襲った悲劇から“不死鳥=フェニックス”のように復興を遂げてきた長岡の人たち。『長岡花火』は今年も平和と復興を祈り、夏の夜空を彩ります。