その後は… JR各社の経営状態
JR東海は東海道新幹線、JR東日本は首都圏の通勤輸送やエキナカ事業、JR西日本は京阪圏の輸送や山陽新幹線といった、それぞれの主要事業で収益を確保。この本州3社は、2006年(平成18年)までに完全に民営化されました。
JR九州も観光列車や駅ビル事業などで経営基盤を確立し、2016年(平成28年)に完全民営化を果たしています。

ただ、残るJR北海道・JR四国とJR貨物の3社は、いまだに経営自立を目指して国からの資金支援を受け続けながらの経営で、上場が可能になる安定的な利益を計上できる段階には至っていません。
国土交通省から発表されている資料によると、JR北海道・令和6~8年度:1,092億円JR貨物・令和6~8年度:193億円、JR四国・令和3~7年度:1,025億円の支援を実施中となっています。