「金投資」のメリット&デメリット
各国の中央銀行も保有する「金」だが、投資対象としてのメリットは何なのか?
ニッセイ基礎研究所 井出真吾さん:
「メリットというか特性と言ったほうがいいかもしれないが、株や債権は倒産したら実質紙くずになるけど金はそういうことはなく、インフレの時は金の価格が値上がりしやすい傾向もある。それから、金は株や債券などと違う値動きをすることが多いので分散投資の効果が得られやすい」
【金投資のメリット】
▼無価値にならない
▼インフレに強い
▼分散投資効果
一方、デメリットもある。
井出さん:
「金を持っていても利息や配当は入らない。基本的には米ドルで取引されることが多いので為替の影響を受ける。現物を持つ場合は保管コストなどがかかる」
【金投資のデメリット】
▼インカムゲイン(金利・配当)がない
▼為替の影響を受ける
▼保管コストや手数料がかかる
金投資で一般的なのは「投資信託」
ちなみに、金の投資方法は主に4つ。
【金の購入方法】
▼現物購入(金のコインやジュエリーなど)
▼純金積立
▼金関連の投資信託
▼金ETF(上場投資信託)

ニッセイ基礎研究所 井出真吾さん:
「一般的なのは、投資信託。同じ投資信託でも、金ETFもある。通常の投資信託だと1日に1回しか取引できないが、金ETFは取引時間中いつでも売買ができるもので、流動性も結構高い」