暑さで産地が北上!? すでに夏野菜も栽培

山形キャスター:
温暖化の影響で栽培適地にも変化が生じているようです。
気温が低く、果物や野菜の栽培が難しいといわれる北海道で栽培適地が広がっているというのです。
【リンゴの栽培適地予測(農林水産省より)】
<1981~2000年>
・北海道:適地より低温の地域が多い“栽培不適地”
・西日本から南の地域:適地より高温の地域が多い“栽培不適地”
<2046~2055年>
・北海道:低温の地域が減り、栽培適地が増える
・西日本より南の地域:適地より高温の地域が増えほぼ“栽培不適地”に

またナスの収穫量(令和4年 農水省より)1位は高知県、2位が熊本県、3位群馬県で、北海道は47位の“栽培不適地”なのですが、2024年から江別市などJA道央では『ナス(PC筑陽)』の栽培を始めたということです。
これまで日中の気温が25~26度で栽培に向かなかったのですが、外気温が30度以上になり、栽培が可能になったということです。現在は道内の一部のみに出荷していますが、今後は道外の出荷を目指しているということです。
“茨城周辺が北限”の野菜 北海道でも栽培好調
山形キャスター:
北海道の農家さんによると、“茨城周辺が北の限界だった”サツマイモの栽培が好調なのだそうです。
空知地方南部の栗山町や由仁町では2017年からサツマイモ(由栗いも=ゆっくりいも)の栽培を始めています。土の中で通常よりも1か月ほど長く栽培しているので水分量が多く、しっとりめ、甘みを感じやすいサツマイモになっているということです。
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<プロフィール>
馬渕磨理子さん
経済アナリスト
日本金融経済研究所代表理事 “日本一バズる”アナリスト
様々なお金の話をわかりやすく解説














