参議院選の“台風の目”参政党 躍進したワケ

参政党にはどんな人たちが票を投じたのか。
神奈川県内の造園会社で働く48歳の男性。
参政党に投票(48)
「既存の政党が持ってない、日本人ファーストっていうところに、すごく刺さった部分があって」
男性は、いわゆる就職氷河期世代。高校卒業後、正社員になることができず、低賃金の非正規雇用が長く続いたという。

参政党に投票(48)
「30年間ずっと景気が低迷している中で、派遣切りにもあって、使い捨てみたいな感覚があったので」
政治に不信感を持ちながら、選挙には行っていたというが、生活への不満が蓄積していく中、目にとまったのが参政党のYouTubeだった。
参政党に投票(48)
「今まで自民、公明が言ってきた公約は、どれぐらい果たしてきたのか。(参政党ユーチューブの)たくさんのコメントの中に、やっぱりその参政党にかける思いを持ってる人がたくさんいる。同じように苦労している人が、自分の支持している党を応援しているとなると、やっぱり共感して」
躍進した参政党。22日に開いた記者会見で参院選を総括した。

参政党 神谷宗幣 代表
「私の発言、候補者の発言に対する批判がメディアにたくさん載った」
「それによって認知度がより高まって、終盤までいい形で持っていけた」
実はこの会見で、参政党が一部メディアの記者の出席を拒むという異例の事態が起きた。いったい何があったのか。