大掛かりな修理はしない、もらい受けたまま

ピアノは、矢川さんが被爆者から譲り受けました。原爆の爆風や熱線、強い放射線にさらされ、爆風で飛んできたガラスの破片の跡もそのまま残っています。

矢川ピアノ工房 矢川光則さん
「この被爆ピアノはあまり大掛かりな修理をしていません。外側ももらい受けた時のままで、傷を直したりとかそういう手は加えていません。歴史は消したくないのです」

この日のコンサートは「原水爆禁止高岡市連絡協議会」などが、幅広い世代に被爆ピアノに触れてもらい、平和を考えるきっかけにしてほしいと企画しました。